「フリーアドレスなら働きやすくなる」は本当?|オフィス設計で知っておきたい“向いていない仕事”

query_builder 2026/08/14
「フリーアドレスなら働きやすくなる」は本当?|オフィス設計で知っておきたい“向いていない仕事”
「フリーアドレスなら働きやすくなる」は本当?|オフィス設計で知っておきたい“向いていない仕事”
「フリーアドレスなら働きやすくなる」は本当?|オフィス設計で知っておきたい“向いていない仕事”
「フリーアドレスなら働きやすくなる」は本当?|オフィス設計で知っておきたい“向いていない仕事”
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「フリーアドレスなら働きやすくなる」は本当?|オフィス設計で知っておきたい“向いていない仕事”
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「フリーアドレスなら働きやすくなる」は本当?|オフィス設計で知っておきたい“向いていない仕事”
「フリーアドレスなら働きやすくなる」は本当?|オフィス設計で知っておきたい“向いていない仕事”
「フリーアドレスなら働きやすくなる」は本当?|オフィス設計で知っておきたい“向いていない仕事”

最近、オフィスのリニューアルや移転を検討される企業様から「うちもフリーアドレスにしたい」というご相談をいただく機会がとても増えています✨
固定席をなくし、その日の気分や仕事内容に合わせて好きな場所で作業をする。
部署を越えたコミュニケーションが生まれたり、限られたオフィススペースを効率的に使えたりと、フリーアドレスにはたくさんのメリットがありますよね。
洗練されたオープンな空間で社員がいきいきと働く姿は、企業のブランディングや採用活動にとっても非常に魅力的に映ります。
しかし、ここで一度立ち止まって考えてみたいことがあります。
「本当に、社員全員が一律でフリーアドレスにする必要があるのでしょうか?」🤔
実は、オフィスの現場を数多く見ていると、フリーアドレスとの相性が非常に良い職種がある一方で、「どうしても固定席のほうが業務がスムーズに進む」という仕事も確実に存在します。
話題の制度だからと深く検討せずに一律導入してしまうと、かえって社内が混乱したり、生産性が下がってしまったりする失敗ケースも少なくありません。
大切なのは、「流行りのフリーアドレスを導入すること」そのものではなく、「誰が、どんな場所で、どんな仕事をしているのか」を徹底的に考えて空間を設計することです。
今回は、大阪でオフィスのデザインや内装工事を手掛ける空間設計モノデザインが、オフィス設計で失敗しないための「フリーアドレスに向いていない仕事」と、それぞれの働き方に寄り添ったこれからのオフィスづくりのアイデアについて詳しく紐解いていきます💡

💻 まず見直したい誤解「フリーアドレス=全員の席をなくす」
「フリーアドレスを導入する」と聞くと、多くの人が「社長から新入社員まで、全員の固定席を一斉になくすこと」をイメージしがちです。
しかし、それが必ずしも正解とは限りません。
例えば、外出がメインで社内にいる時間が限られている営業職であれば、フリーアドレスとの相性は抜群です。
空いた席を他の人が有効活用できるため、スペースの無駄を大幅に削減できます。
その一方で、常に決まった重要資料を扱ったり、社内の窓口として機能したりする部署では、毎日席が変わること自体が大きなストレスや非効率を生んでしまうケースがあります。
つまり、フリーアドレスにするかどうかは、会社全体で一律に決める必要はありません。
「部署ごと、あるいは職種ごとに最適な席のあり方を考えていく」という柔軟な視点を持つことが、使いやすいオフィスをつくる第一歩になります。

📊 職種別に見る!フリーアドレスの向き・不向き一覧表
それぞれの職種がどのような業務特性を持っており、なぜフリーアドレスに向いている(あるいは向いていない)のか、まずは全体像をわかりやすく表にまとめました。

職種・部署フリーアドレスの適性主な業務特性席選びの考え方のヒント
営業職⭕️ 非常に向いている・外出や直行直帰が多い
・社内滞在時間が短い
・PC1台で仕事が完結しやすい
フリーアドレス化の恩恵を最も受けやすい職種。席数を社員数より減らすことで省スペース化が可能に。
経理・財務❌ あまり向いていない・会計資料や紙の書類が多い
・給与や個人情報など機密性が高い
・同じ席で集中して取り組む業務が多い
ペーパーレス化が進んでも、情報の安全性や集中環境の維持を考えると固定席のほうが合理的なケースが多め。
総務・人事❌ あまり向いていない・社内からの問い合わせ窓口
・備品や郵便物、重要書類の管理
・来客対応や電話対応が多い
「困ったときにあの席に行けば誰かがいる」という安心感や窓口機能が、社内全体の効率化に繋がります。
役職者・管理職🔺 慎重な検討が必要・部下からの相談や報告を受ける
・急な打ち合わせが頻繁に入る
・一人で集中して判断する時間も必要
企業規模やマネジメントスタイルによる。「完全自由」よりも「半固定」や「役職者エリア」が馴染むことも。
企画・クリエイティブ⭕️ 比較的向いている・プロジェクトごとにチームが変わる
・部署を越えた連携が多い
・インスピレーションが必要
その日の作業内容(1人で集中、チームでブレストなど)に合わせて最適な席を選べる環境と好相性。

🧮 フリーアドレスが難しいとされる部署①「経理」
フリーアドレスの導入時に、特に慎重に検討したい部署の代表例が「経理部門」です。
ペーパーレス化やクラウド会計ソフトの普及が進んでいる現代ですが、それでも経理の仕事には固定席が合理的であるとされる理由がいくつかあります。
  • 膨大な領収書や請求書、紙の会計資料を扱う
    領収書や請求書などの原本をチェックしながら入力する作業が多く、手元にたくさんの資料を広げて作業する場面が頻繁にあります。毎日それらの未処理資料を別の席へ移動させるのは、紛失のリスクを高めるだけでなく、準備と片付けだけで大きなタイムロスになります。
  • 個人情報や給与情報など、機密性の高いデータを扱う
    経理や財務が扱うデータには、社員の給与情報や企業の財務状況など、社内でもオープンにすべきではない極めて重要な機密情報が含まれます。背後を多くの人が通りすがるオープンなフリーアドレス席では、画面を覗き見られるリスクや、重要な書類が第三者の目に触れるリスクを完全に排除することが難しくなります。
  • 継続して同じ業務にじっくり取り組むことが多い
    数字を扱う経理の仕事は、一瞬のミスも許されない非常に高い集中力が求められます。毎日周囲の環境や隣に座る人が変わる環境よりも、いつも見慣れた静かな固定席環境のほうが、落ち着いてミスなく業務に没頭しやすいという側面があります。
もちろん、完全なデジタル化によってこれらの課題をクリアしている先進的な企業様もありますが、「経理だからフリーアドレスにできない」と切り捨てるのではなく、「仕事の性質をじっくり紐解いた結果、固定席のほうが業務効率が上がる場合がある」という視点を持つことが、失敗しないオフィス設計のポイントです。

📞 フリーアドレスが難しいとされる部署②「総務」
経理と同様に、一律のフリーアドレス化で不便を感じやすいのが「総務部門」です。
総務は会社全体のバックアップを担う組織であり、その業務内容を見ると、固定の拠点(席)があることのメリットが非常に大きいことが分かります。
  • 社内からの問い合わせ窓口としての機能
    「備品が足りない」「オフィスの設備が壊れた」「書類の提出先がわからない」など、社内のメンバーは日々さまざまな理由で総務を頼りにしています。「誰かに聞けば、いつでも総務のあの場所にいる」という状態は、他の社員にとって探す手間を省く大きなメリットになります。総務のメンバー全員がどこにいるかわからなくなると、社内のコミュニケーションコストが逆に上がってしまうことがあります。
  • 物理的な備品や郵便物、重要書類の管理
    会社宛てに届く毎日の郵便物や宅配便の受け取り、社内備品のストック管理など、総務の周りには物理的なモノが集まります。これらを適切に管理・処理するためには、管理場所のすぐ近くに専用のワークスペース(固定席)があったほうが、動線に無駄がありません。
  • 外部からの電話・来客対応の多さ
    代表電話の対応や、受付にこられたお客様の案内などを総務が兼ねているケースは非常に多いです。フリーアドレスによって受付や固定電話から遠い席に座ってしまうと、取り次ぎや移動に時間がかかり、スムーズな対応が難しくなる恐れがあります。
総務のメンバーまで一律にフリーアドレスにしてしまった結果、社内からも社外からも「誰に声をかければいいのか分からない」という状況を生んでしまっては本末転倒です。

👥 フリーアドレスが難しいとされる人③「役職者・管理職」
実はオフィスのリニューアル後に「想定外だった」と課題になりやすいのが、部長や課長といった「役職者」の席のあり方です。ここには、実際のワークスタイルを踏まえた非常に興味深いポイントが隠されています。
役職者の一日の動きを振り返ってみると、その役割は非常に多岐にわたります。
  • 部下からの急な相談や報告を受ける
  • トラブル対応などで急な打ち合わせが入る
  • 部門の重要情報や承認書類を管理する
  • 一人で集中して重要な経営判断を下す時間も必要
このように、役職者は一日の中で仕事の内容がめまぐるしく変化します。
特に大切なのが「部下との距離感」です。役職者が毎日どこに座っているかわからない状態になると、部下としては「ちょっと相談したいけれど、今日はどこにいるんだろう」「わざわざチャットで席を探してまで聞く内容でもないな」と、声をかけるのを躊躇してしまう心理的ハードルが生まれがちです。
結果として、チーム内の細かな情報共有や軌道修正が遅れてしまうというリスクが生じることもあります。
ただし、これらは企業の規模や、個々のマネジメントスタイルによっても大きく異なります。
「役職者だから絶対に個室の固定席にするべき」と断定するのではなく、「その役職の人が果たすべき役割を最大化するために、どんな席の配置が最も効果的なのか」を、一社一社に合わせて丁寧に検証していく姿勢が大切です。

🏃 逆に、フリーアドレスと抜群に相性が良い仕事とは?
ここまで向いていない職種や課題を中心に見てきましたが、フリーアドレスという制度自体が悪いわけでは決してありません。職種の性質にピタリとはまれば、これ以上ない強力なワークスタイルになります。
例えば、以下のような特徴を持つ職種は、フリーアドレスの恩恵を最大限に受けることができます。
  • 外出が多く、社内に滞在する時間が短い「営業職」
  • プロジェクトごとに、組むチームやメンバーが頻繁に変わる「企画・開発職」
  • 部署の垣根を越えて、さまざまな人と連携しながら進める「社内プロデューサー職」
  • 業務のほぼ100%がPC上で完結し、持ち運ぶ書類が一切ない「IT・デジタル専門職」
こうした職種であれば、席を固定しないことで、その日のプロジェクトメンバーと隣り合わせで座って素早くブレストをしたり、外出前後の短い時間にサッとタッチダウンデスクで作業を済ませたりと、非常にアクティブで効率的な働き方が実現します。
つまり、フリーアドレスを成功させるカギは、「制度の善し悪し」を議論するのではなく、「自社の各メンバーの働き方に合わせて、適材適所にシステムを使い分けること」にあるのです。

🤝 空間設計モノデザインが提案する「フリーアドレス×固定席」のハイブリッド型
「全員フリーアドレス」か、それとも「昔ながらの全員固定席」か。
私たちは、オフィス設計をそのどちらか二者択一の極端な二元論で考える必要はないと考えています。
いま、多くの企業様にとっての現実的かつ持続可能な正解となっているのが、双方のメリットを賢く取り入れた「グラデーションのあるハイブリッド型オフィス」です。
例えば、社内のゾーニングを以下のように設計してみるのはいかがでしょうか。
  • 営業部門 ➡️ 完全なフリーアドレスエリア(席数を絞ってコンパクトに)
  • 経理・総務部門 ➡️ 専用の固定席エリア(収納や機密保持に配慮した設計に)
  • 役職者・管理職 ➡️ 固定席、またはその部門の近くに席を構える「半固定席」
  • 全社員共通の共有スペース ➡️ 集中作業用の「個室ブース」、気軽に雑談ができる「リフレッシュカウンター」、少人数ですぐに集まれる「ミーティングスペース」
全員をひとつの厳格なルールに無理やり当てはめるのではなく、職種やその日のタスクに応じて「自分にとって一番パフォーマンスを発揮できる席を自由に選べる」という環境をつくる。これこそが、これからの時代に求められる、本当の意味で働きやすいオフィスのカタチではないでしょうか。

🌳 「フリーアドレス=ただのオープンな大机」という誤解
オフィスデザインを考える上でもうひとつ、よくある落とし穴があります。
それは「フリーアドレスにするなら、仕切りのない大きなオープンデスクをたくさん並べればいい」という、レイアウトの均一化です。
実際のところ、ただ広い机が並んでいるだけの空間では、周囲の視線や話し声が気になってしまい、かえって業務に集中できなくなるという声がよく聞かれます。
自由に席を選べるオフィスにするからこそ、空間の中に「異なる性質の受け皿(環境)」をあらかじめ丁寧に設計しておくことが極めて重要になります。
  • 1人で深く思考を巡らせるための、視線を遮った「ソロワークブース」
  • 周りへの音漏れを気にせずスムーズに会話ができる「Web会議専用スペース」
  • ちょっとした相談や情報共有がその場でカジュアルに生まれる「ハイテーブル」
  • チームのメンバーが資料を広げてじっくり対話できる「ボックス型のミーティング席」
空間にこうした豊かな選択肢(バリエーション)があって初めて、フリーアドレスという制度は本来のポテンシャルを発揮し、社員の皆様にとって居心地が良く、誇れるワークスペースへと進化します。

✨ 働く人に寄り添う、これからのオフィスデザイン
オフィスの移転やリニューアル、リフォームを進める際、もっとも大切なことは「新しい制度やおしゃれな内装を導入すること」そのものを目的にしてしまわないことです。
  • 自社の社員は、毎日どんなスケジュールで動いているのか
  • 誰と誰が、どんな頻度でコミュニケーションを取っているのか
  • 業務の中で、どれくらい紙の書類や機密情報を扱っているのか
  • 集中したい時間と、アイデアを出し合いたい時間のバランスはどうか
こうした、日々の泥臭くもリアルな働き方の実態を徹底的に丁寧に洗い出し、そこから逆算して空間のレイアウトやデザインを組み立てていく。このプロセスを丁寧に行うことこそが、デザイン性と機能性を高い次元で両立させた、本当に「投資価値のあるオフィス」を生み出す唯一の方法です。
大阪エリアを中心にオフィスのデザインや内装工事、リフォーム設計をトータルで手掛ける空間設計モノデザインでは、こうしたお客様ごとの「働く現場のリアル」にどこまでも寄り添った空間づくりを大切にしています。
見た目のおしゃれさだけでなく、そこで過ごす一人ひとりの社員様が本当にストレスなく、生き生きと力を発揮できるオフィス環境を目指して、動線計画から家具の選定、マテリアルの質感に至るまで、細やかにサポートいたします。
「自社の職種バランスだと、どんなレイアウトがベストなんだろう?」
「フリーアドレスと固定席のハイブリッドに興味があるけれど、何から手を付ければいいかわからない」
そんな疑問や理想がございましたら、いつでもお気軽にモノデザインへご相談ください。働く皆様の毎日のモチベーションを高め、企業の成長を力強く支える特別なオフィス空間を、伴走しながら一緒にかたちにしていきましょう。

📱 Instagramでオフィスづくりの豆知識をチェック!
今回の「フリーアドレスの向き・不向き」についても、スマホでサクッと読める見やすいスライド画像で解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね✨
お気軽にフォローや「いいね」をいただけると、とっても励みになります。
プロフィールのリンクからは、さらに詳しい過去の施工事例や、内装工事・デザインに関するご相談の流れなどもご確認いただけます。皆様のお手元でのオフィスづくりの参考になれば幸いです。
空間設計モノデザインでした。

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一級建築士事務所 空間設計モノデザイン

住所:大阪府吹田市江坂町1丁目23−5

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