「その壁、本当に必要ですか?」間仕切りを減らして考える新しいオフィス設計

query_builder 2026/08/27
「その壁、本当に必要ですか?」間仕切りを減らして考える新しいオフィス設計
「その壁、本当に必要ですか?」間仕切りを減らして考える新しいオフィス設計
「その壁、本当に必要ですか?」間仕切りを減らして考える新しいオフィス設計
「その壁、本当に必要ですか?」間仕切りを減らして考える新しいオフィス設計
「その壁、本当に必要ですか?」間仕切りを減らして考える新しいオフィス設計
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「その壁、本当に必要ですか?」間仕切りを減らして考える新しいオフィス設計
「その壁、本当に必要ですか?」間仕切りを減らして考える新しいオフィス設計
「その壁、本当に必要ですか?」間仕切りを減らして考える新しいオフィス設計
「その壁、本当に必要ですか?」間仕切りを減らして考える新しいオフィス設計


オフィスの移転や改装、新設を検討する際、多くの方がまず「会議室はいくつ必要か」「部署ごとの部屋をどう分けるか」といった部屋数から考え始めてしまいがちです🏢
しかし、本当に働きやすいワークスペースを目指すとき、その壁やパーテーションは本当に必要でしょうか🤔
最近のオフィスデザインでは、必要以上の間仕切り工事をできるだけ減らし、オープンで開放的な空間としてレイアウトを構築するケースが非常に増えています。
だからといって、単に「壁をなくして広々とさせればすべて解決する」という単純な話ではありません。
大切なのは、そこで行われる仕事の内容に合わせて、働く人・視線・音・動線を緻密に計算し、最適なレイアウトを導き出すことです✨
今回は、大阪を中心にオフィスのデザインや内装設計を手掛けるモノデザインが、間仕切りを減らす引き算の設計がもたらすメリットや、壁に頼らずにプライバシーを守るレイアウトのノウハウについて、実務的な視点から詳しく紐解いていきます。

1.オフィスには「壁が多いほど良い」という従来型の考え方とその盲点
従来の一般的なオフィスといえば、受付から応接室、会議室、そして社長室や部署ごとの執舞室にいたるまで、それぞれの用途に合わせて細かく壁やパーテーションで区切るスタイルが主流でした。
こうした「壁の多いオフィス」には、それなりの理由やメリットが存在したことも確かです。

部屋数が多いことによる安心感とイメージ
部屋がしっかりと分かれていることで、外部からの来客に対して「組織としてきちんとした会社」という印象を与えやすいという側面があります。また、それぞれの部屋の役割が明確なため、どこで何をすべきかが視覚的にも分かりやすいという安心感もありました。

実際に運用を始めて気づく「壁」の盲点
一方で、間仕切り壁を増やせば増やすほど、実際のオフィス運用において以下のような様々な課題やデメリットが生じやすくなります。
  • 内装工事費の増加:間仕切り壁を1枚つくるだけでも、軽量鉄骨(LGS)の設置、ボード貼り、クロスや塗装などの仕上げ、さらには消防法や空調・照明の兼ね合いによる設備工事が必要になり、大阪での内装工事デザインにかかる初期費用が大きく跳ね上がります
  • 空間の閉塞感:壁によって視線が遮断されるため、実際の床面積以上に狭く、圧迫感のある空間に感じられてしまいます
  • コミュニケーションの分断:部署ごとに部屋が分かれることで、社員同士の気軽な雑談やちょっとした相談が減り、組織全体の風通しが悪くなるリスクがあります
  • レイアウト変更の難しさ:将来的な人員増加や組織変更の際、固定された壁があると柔軟な席替えやスペースの拡張が難しくなり、再度大きなリフォーム工事が必要になってしまいます
このように、「部屋をたくさんつくること」と「本当に働きやすいオフィスをつくること」は、必ずしも同じではないケースが多々あります。

2.モノデザインがおすすめする「間仕切りを減らしたオフィス」の価値
モノデザインでは、お客様が抱える働き方の課題やご予算、将来のビジョンを丁寧にヒアリングした上で、必要以上に間仕切りをつくらないオフィス環境をご提案しています🌱
壁を減らす「引き算の設計」を取り入れることで、従来のオフィスが抱えていた多くの課題を解消し、企業としての価値を高める空間づくりが可能になります。

間仕切りを減らす5つの大きなメリット
【メリットの項目:具体的な効果とメリットの内容】
◆ 1.工事コストの削減
間仕切り壁の設置にかかる材料費や人件費を大幅にカット。空調や照明、消防設備の追加工事費も最小限に抑えられるため、大阪でのリフォームデザインにおける予算の最適化に直結します💰
◆ 2.空間の圧倒的な開放感
入口から奥まで視線が心地よく抜けるため、同じ床面積であっても、実際より格段に広く感じられる快適なワークスペースが生まれます。ウッディなデスクやグリーンが映える空間になります🌿
◆ 3.社内コミュニケーションの活性化
壁という物理的な遮蔽物がなくなることで、お互いの様子が自然と視界に入り、声を掛け合うハードルが下がります。ちょっとしたアイデアの共有やチーム間の連携がスムーズになります🤝
◆ 4.風通しの良い社風の醸成
空間全体を一望できるオープンな環境は、組織としての透明性を高め、風通しの良いのびのびとした企業文化を育む土台となります。働く人のモチベーション向上にもつながります✨
◆ 5.変化に強い柔軟なレイアウト
固定された壁がないワンルームのような構造にしておくことで、将来の組織変更や人員の増減、新しい働き方の導入(フリーアドレス化など)にも、家具の配置換えだけで柔軟に対応できます🔄
「壁を減らす」と聞くと、一見するとシンプルで簡単な選択のように思えるかもしれません。しかし、単に今ある壁を取り払って広い部屋にするだけでは、オフィスとしての機能性が損なわれてしまう恐れがあります。
大切なのは、壁が担っていた役割(視線の遮断や集中環境の確保)を、壁以外のデザインやレイアウトの工夫によってしっかりと補うことです。

3.オープンな空間が抱える注意点とプライバシーのリアルな問題
間仕切りを減らしたオープンオフィスは非常に魅力的ですが、メリットだけに目を向けて計画を進めてしまうと、実際に運用を始めた後に「こんなはずではなかった」という不満が出てきてしまうケースもあります。
オープンな空間には、オープンな空間ならではの注意点が確かに存在します。

働く人がストレスに感じやすいポイント
壁がなくなることで、遮るものがなくなった空間では、以下のようなプライバシーに関する問題が発生しやすくなります。
  • パソコン画面の視線問題:通路を歩く人や後ろに立った人から、作業中のモニター画面が丸見えになってしまい、落ち着いて作業ができないと感じるケースがあります
  • 会話や電話の声の響き:周囲の雑談や電話の対応、オンラインミーティングの声が空間全体に響きやすくなり、重要な会話が周りに筒抜けになってしまうリスクがあります
  • 人の往来による集中力の低下:自分のデスクのすぐ側を頻繁に人が通り抜けるような動線になっていると、その動きがノイズとなり、業務への集中力が削がれてしまいます
  • 集中したい人の居場所不足:常に誰かの視線を感じる環境では、1人でじっくりと考えをまとめたり、資料を作成したりしたい人が疲弊してしまうことがあります
だからこそ、モノデザインでは「壁をなくこと」と「プライバシーをなくすこと」は決して同じではない、という考え方を大切にしています。
壁を排除しながらも、働く人が安心してそれぞれの業務に没頭できる絶妙な環境を整えることこそが、プロのデザインに求められる技術です。

4.職種や仕事の内容によって異なる「適した場所」の検証
オフィスで働く人は、全員が同じスタイルの環境を必要としているわけではありません。職種や日々こなしているタスクの内容によって、働きやすいと感じる空間の性質は驚くほど異なります。
それぞれの職種がどのような動きをしているかを丁寧に分析し、適切な位置に席を配置することが、間仕切りのないオフィスを成功させる大きなカギとなります🔑

主な職種ごとの特性とレイアウトの考え方

📞 営業・カスタマーサポート部門
  • 業務の特性:電話対応やオンライン商談、来客の出入りが非常に多く、1日の中で賑やかな時間が大半を占めます
  • 適した場所:人が頻繁に行き来する動線の近くや、オフィスの出入り口付近であっても比較的ストレスなく仕事がしやすい傾向にあります。むしろ、周囲に人がいる賑やかな場所の方が、活発に電話をかけやすいという側面もあります

💻 設計・クリエイター・開発部門
  • 業務の特性:図面やデザイン資料、コードを見つめながら、数時間にわたって深く集中する時間が求められる職種です
  • 適した場所:営業担当の電話の声や、頻繁な人の往来が気になる場所からは少し距離を置いた、オフィスの「奥側」や「壁際」が適しています。周囲の動きが視界に入りにくい静かなゾーンに配置することで、思考を遮られることなく業務に没頭しやすくなります

📑 総務・人事・機密情報を扱う部門
  • 業務の特性:個人情報や給与、企業の経営に関わるセンシティブなデータをパソコン画面で扱う機会が非常に多い部門です
  • 適した場所:通路に面した席や、背後を人が頻繁に通るレイアウトは避ける必要があります。オフィスの最も奥まったエリアや、背後が壁になっている席、あるいはデスクの正面にのみ人が通るような配置にすることで、周囲からの意図しない覗き込みを自然に防ぐことができます
このように、ただ均一にデスクを並べるのではなく、職種の特性に合わせてオフィスのどこにどの部門を配置するか(ゾーニング)を丁寧に組み立てていきます。

5.「壁」に頼らずに「配置」の工夫で快適なプライバシーをつくる方法
ここが、間仕切りを減らしたオフィス設計における最も重要なポイントです。
働く人のプライバシーや集中できる環境を確保するための解決策は、必ずしも頑丈な壁や背の高いパーテーションを立てることだけではありません。
家具のレイアウトや向き、人の動線計画を工夫することによって、視線や音の感じ方はいくらでもコントロールすることが可能です。

壁を使わずに視線とプライバシーをコントロールする5つの工夫

① デスクの向きを「対面」から「並列」や「背面」に変える
一般的に多い、島型(対面式)のデスク配置は省スペースですが、常に正面の人の視線が気になりやすいというデメリットがあります。
あえてデスクを窓や壁に向ける「壁面向き配置」にしたり、同じ方向を向いて座る「並列配置」にしたり、あるいは背中を合わせる「背面配置」を取り入れることで、座ったときにお互いの視線が直接ぶつかり合うのを自然に回避できます👀

② 動線(人が通るルート)から座席を外す
オフィスのメイン通路沿いにデスクがあると、人が通るたびに気になってしまいます。
レイアウトの段階で、人が頻繁行き来する「メイン動線」と、社員が座って作業をする「執務エリア」を明確に切り離し、通路から少し離れた場所に席を設けることで、背後を通る人の気配によるストレスを大幅に軽減できます。

③ 家具を「緩やかなブラインド」として活用する
空間を完全に遮断する壁の代わりに、背の低いオープンシェルフや、お気に入りの観葉植物をデスクの間に配置します🪴
これにより、空間の広がりや開放感はそのままに、座ったときの目線の高さだけを程よく遮ることができます。書類の保管場所を兼ねながら、圧迫感のない自然な仕切りとして機能するため非常に合理的です。

④ 周囲のデスクとの「距離感(バッファ)」を少し広めに取る
席をぎゅうぎゅうに詰め込まず、デスクとデスクの間に少しゆとりのあるスペース(余白)を設けます。
物理的な距離が少し離れるだけでも、隣や後ろの人の気配が薄れ、オープンな空間でありながらも自分だけのパーターンスペースが守られているような安心感を得ることができます。

⑤ 視線の角度を計算してレイアウトする
人がまっすぐ前を向いたときの「中心視野」に、他人の顔やパソコン画面が入り込まないよう、デスクの並びを少しずつずらして配置します。
斜めに視線が抜けるように計画することで、周囲にたくさんの人が働いていても、「丸見えで監視されている」ような窮屈さを感じさせない空間をつくることができます。
「壁をつくらない=丸見えで落ち着かない」というわけではありません。プロのノウハウを詰め込んだ配置計画によって、開放感とプライバシーは十分に両立が可能です。

6.役職者・上層部の席におけるレイアウトの慎重なアプローチ
オフィスの間仕切りを減らす設計において、特に慎重な計画が求められるのが、社長や役員、マネジメント層といった役職者のデスク配置です。
役職者の方々は、日常の業務の中で非常にデリケートで機密性の高い内容を取り扱う機会が多いという現実があります。

役職者の周辺で行われるセンシティブな会話の例
  • 人事・評価に関する対話:社員の査定や今後の異動、キャリアに関する相談
  • 給与や労務に関する内容:個人のデリケートな情報に関わる書類やデータの確認
  • 組織変更や経営上の重要な決定:公式発表前のプロジェクトや、企業の今後を左右する重要案件の打ち合わせ
  • 取引先との踏み込んだビジネス交渉:金額や契約条件など、一般の社員にはまだ伏せておきたい内容の通話
もちろん、特に高い機密性が求められる重要な会議や面談については、完全に独立した会議室へ移動して行うのが基本です。しかし、日常のちょっとした相談や電話のすべてを、その都度会議室にこもって行うのは業務の効率を下げてしまいます。

壁で囲わずに解決する役職者席の新しい選択肢
だからといって、安易に「ガラス張りの個室にする」「重厚な壁で四方を囲う」という選択だけが正解とは限りません。役職者を完全に孤立させてしまうと、社員が気軽に話しかけにくくなり、現場の状況が上層部に伝わりにくくなるという組織的なデメリットも生まれます。
そこで、モノデザインでは以下のような「壁を立てずに配慮する」レイアウトをご提案しています。
  • 人の往来が最も少ない「エリアの端」に配置する:無駄な通り抜けが発生しない、オフィスの最奥や角のスペースを役職者席とします
  • 一般の執務デスクから適切な「距離」を確保する:会話の声が自然と周囲に届かなくなるよう、周囲の一般席との間に少し広めの通路やグリーンを挟んでディスタンスを設けます
  • 背後に人が立ち入らない・通路にならない配置にする:後ろを誰かが通りながらパソコン画面を覗き込めてしまう状況をなくすため、デスクの背面をしっかりと壁や棚で守る配置にします
こうした繊細なレイアウト設計を行うことで、役職者としての話しやすさ・情報の安全性を守りつつ、メンバーとの心理的な距離は遠ざけない、モダンで機能的な経営環境を整えることができます。

7.まとめ|部屋をいくつつくるかではなく、そこで誰がどんな仕事をするか
今回の内容を通じて私たちが最もお伝えしたかった着地点は、「間仕切り壁を減らすこと自体が目的ではない」ということです。
オフィスデザインにおける本当の目的は、そこで働く一人ひとりが、日々の仕事内容に合わせて最もパフォーマンスを発揮できる環境をつくることです。
たとえ頑丈な壁がなかったとしても、
  • 家具の配置によって視線をコントロールする
  • 人の動線を綿密に計算して不快なノイズを減らす
  • 集中したい人のための静かな特等席を用意する
  • 会話の声が響きにくい距離感を保つ
  • 本当に必要なときのために、個室の会議室をスマートに併用する
これらの工夫をトータルで組み合わせることで、ワンルームのような開放感と、個人のプライバシーや集中環境を高いレベルで両立させることができます。
これからのオフィスづくりで大切なのは、「部屋をいくつ切り出すか」というパズルのような考え方ではありません。
「そこで誰が、どんな想いで、どんな仕事をするのか」を、働く人の目線に立って徹底的に想像することです。
「壁を減らしつつ、コストも抑えてもっと働きやすい空間にしたい」
「現在のオフィスをリフォームして、もっと風通しの良い環境に変えたい」
そんな風に少しでも感じられたら、ぜひ一度、自由な発想での空間づくりを検討してみてはいかがでしょうか。
壁という固定概念を取り払った先に、きっと企業の新しい可能性を広げる、理想のワークスペースが見つかるはずです。
大阪で理想のオフィス環境を追求する皆様の、新しい一歩をデザインの力で応援しています✨

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一級建築士事務所 空間設計モノデザイン

住所:大阪府吹田市江坂町1丁目23−5

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