リフォームの「ついでにこれも」は本当にお得?追加工事で損をしないための考え方

query_builder 2026/10/21
リフォームの「ついでにこれも」は本当にお得?追加工事で損をしないための考え方
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リフォームの「ついでにこれも」は本当にお得?追加工事で損をしないための考え方


「壁紙を新しく張り替えるついでに、古くなったドアの塗装もお願いしちゃおうかな」
「どうせ職人さんが家に来ているんだから、キッチンのコンセント増設もまとめて頼んだ方が安くなるはず」
住宅リフォームや店舗のデザインリノベーションを進めていると、工事が始まってから「ここも直したいな」「あそこも綺麗にしたいな」と気になる場所が次々と目に留まるようになりますよね✨
空間を新しくリフレッシュする絶好の機会だからこそ、せっかく職人さんが現場に入っているうちにまとめてお願いした方が費用を抑えられてお得になる、と考えるのはとても自然なことです。
しかし、実際の現場では、たとえ数十分で終わるようなちょっとした小さな追加作業であっても、オーナー様が想像していたほど安くならないケースが少なくありません💦
「ついでに頼んだのになぜ安くならないの?」と疑問に思われるかもしれませんが、そこには内装工事の現場ならではの費用が決まる仕組みや、工程の組み立て方が関係しています。
今回は、大阪を中心に店舗や住宅の空間デザイン・内装リフォームを手掛けるモノデザインが、追加工事にまつわる現場の実情と、損をしないための基本的な考え方について詳しく丁寧に解説します。
これから大阪で内装工事のデザインやリフォームデザインを計画されている方は、無駄のないスマートなリフォームを叶えるためにぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 「少しの作業」でも安く済むとは限らない理由
リフォームの最中に「追加でこれもお願いしたい」と頼んだ作業が、思ったほど割安にならない最大の理由は、「工事の内容によって、動く職人さんの職種(専門分野)が異なるから」です。
お施主様から見れば、どれも同じ「家を綺麗にする内装工事」の一部に見えるかもしれません。しかし、リフォームの世界は非常に細かく専門分野が分かれています。
例えば、以下のような追加工事をイメージしてみましょう。
  • 壁紙(クロス)を張り替えている最中に、古くなったドアの塗装も頼みたくなった
  • リビングの模様替え中に、コンセントの位置を少し横にずらしたくなった
この場合、壁紙をきれいに仕上げる「クロス職人さん」が、木部や金属をきれいに塗る「塗装職人さん」の仕事や、電気の配線を扱う「電気工事士さん」の資格が必要な作業までをすべてカバーできるとは限りません。
たとえ作業自体が「ネジを数本外して配線をつなぎ替えるだけ」の15分程度で終わる内容だったとしても、そのためだけに別の電気工事の職人さんを新しく1人手配しなければならない場合、それに応じた人件費(人工代)や出張費用が発生することになります。
つまり、「作業時間が短いこと」と「工事費用が安く済むこと」は、必ずしも一致しないのがリフォームの実情なのです。

2. 工事費に含まれる「目に見えない手間」の仕組み
職人さんの人件費以外にも、リフォームの費用には作業そのものの時間だけでなく、以下のような「目に見えない準備や片付けの手間」が必ず含まれています。
  • 移動と運搬:道具や必要な材料を車に積み込み、現場まで往復する時間やガソリン代
  • 材料の調達:追加で必要になった部品や建材をメーカーや問屋へ手配して引き取る手間
  • 養生(ようじょう):作業する周囲の床や家具に傷や汚れがつかないよう、保護シートを敷いて固定する作業
  • 片付け・清掃・処分:工事で出た廃材やゴミをまとめて持ち帰り、適切に処分する費用
「ついでにちょっと脚立に上って塗るだけ、取り付けるだけ」に見える作業でも、その前後にはこれだけの工程が発生しています。既存の工事と全く関係のないジャンルの作業を追加する場合は、これらの準備がゼロから必要になるため、どうしても別料金としてしっかりとかかり、割高に感じられる見積もりになりやすいのです。
追加工事が本当にお得になるか、あるいは別料金としてしっかりかかってしまうのかは、単純な作業の大きさや時間だけでは判断できない部分があります。

3. 工事の追加費用を抑えるなら「同じ職種」をまとめるのがポイント
リフォームでの無駄な出費を抑えながら、気になるところを効率よく綺麗にするための最大のコツは、「同じ職種(専門分野)の仕事を同じタイミングにまとめること」です。
リフォーム全体の費用を抑えやすい頼み方と、割高になりやすい頼み方の違いを具体例で見てみましょう。
  • 効率よく費用を抑えやすいまとめ方(同じ職種)
    例えば、電気工事が必要な作業を依頼する場合、リビングの「コンセントの移設」をお願いするのと同時に、廊下の「照明器具の交換」やスイッチの取り替えも一緒に依頼します。
    このように同じ電気職人さんが対応できる仕事を一回の訪問時にまとめて作業できれば、職人さんの移動費用や準備、養生などの重複する手間を大幅に減らせるため、追加の費用を最小限に抑えやすくなります。大工工事や水道設備工事なども同様です。
  • 割高になりやすいまとめ方(異なる職種)
    一方で、「電気コンセントを1箇所移設してほしい」「大工さんに棚板を1枚付けてほしい」「水道屋さんに蛇口のパッキンを1箇所換えてほしい」というように、小さな作業であっても異なる職種の仕事をそれぞれバラバラに少しずつ頼む場合は注意が必要です。
    たとえそれぞれの作業が10分ずつで終わるような内容であっても、電気職人、大工職人、水道職人と、異なる3人の専門家がそれぞれ道具を持って現場に来る必要があるため、思ったほど安くならないケースが多くなります。
ポイントは、お願いしたい「作業の量」そのものよりも、「同じジャンルの職人さんが一度の訪問で一緒にできる作業かどうか」にあります。
ただし、具体的な工事内容や現場の状況、各施工業者のプランや料金体系によっても条件は異なるため、同じ職種であれば必ず安くなると断定はできませんが、工事計画を立てる上での非常に有効な目安になります。

4. 追加工事の効率性と職種の関係
どの職種がどのような工事をカバーしているのか、またどのように組み合わせると効率が良いのかを一目で分かる一覧表にまとめました。

職種(専門分野)主な工事内容の例効率の良い「ついで」のまとめ方(例)
内装・クロス職人壁紙の張り替え、床のクッションフロアやタイルの施工リビングの壁紙交換のついでに、トイレや洗面所の壁紙も一緒に張り替える ✨
電気工事職人コンセントの新設・移設、照明器具の交換、スイッチやインターホンの取り替えキッチン照明の交換のついでに、リビングのコンセント位置の変更も依頼する ✨
大工職人間仕切り壁の設置、造作棚の取り付け、フローリングの張り替え、ドアの建具調整壁を新しく作るついでに、バックヤードやクローゼット内に可動棚を新設する ✨
水道設備職人洗面台の交換、蛇口や水栓器具の取り替え、給排水管の移設・接続トイレ本体の交換のついでに、古くなった洗面所の手洗い器の水栓も新しくする ✨
このように、職種のつながりを意識してリフォーム計画をまとめると、職人さんの手配がスマートになり、全体のコストパフォーマンスを高めやすくなります。

5. 工事が本格的に「始まる前」にすべての希望を伝えておく
せっかくの追加リフォームを最も効率よく、かつ美しく仕上げるために、「現地調査や最初の見積もりの段階で、少しでも気になっている箇所をすべて伝えておくこと」を強くおすすめします。
工事がスタートする前にオーナー様の「ここも直したいな」という希望が分かっていれば、私たち内装業者も、無駄なコストがかからないように必要な職人さんの人数や材料の分量を計算し、最も効率の良い工事の順番(工程表)をあらかじめ組み立てることができます。
例えば、壁紙を張る前に電気の配線を済ませておけば、壁を何度も開け閉めするような無駄な作業が発生しません。
もちろん、いざリフォームが始まって解体が進んでから「やっぱりここも綺麗にしたい」と気づくこともたくさんあります。その場合も、「迷惑をかけるかも」と遠慮せず、思いついた時点でできるだけ早めに相談してみてくださいね。
なぜなら、リフォームの工程によっては、すでに綺麗に終わった作業をもう一度やり直さなければならなくなったり、別の日に職人さんを再度手配しなければならなくなったりして、余計な費用や工期の遅れにつながる可能性があるからです。早い段階での共有が、結果としてお施主様の負担を減らすことになります。

6. まとめ:賢い工事計画で快適な住まいづくりを
「リフォームのついでに頼めば必ず安くなる」とも、「直前の追加工事はすべて高くつく」とも、一概に断定することはできません。
大切なのは、工事の内容や関わる職人さんの種類、配置そして全体の工程をしっかりと考慮した上で、プロの目線から効率よくプランをまとめられるかどうかです。
モノデザインでは、大阪を中心にお住まいのリフォームや店舗のデザインリノベーションにおいて、単にご要望された工事を行うだけでなく、お施主様が気になっている細かな箇所まで丁寧に目を配り、職人さんの手配や工程に無駄が出ないような最適でスマートな工事計画をご提案しております。
リフォームを計画する際は、「今回はここだけだから」と限定せず、家の中で少しでも使いにくいと感じている場所や、古さが気になっている部分を、まずはまるごと相談してみてくださいね。
全体のバランスを見ながら、予算内で最も効率よく綺麗にできる方法を一緒に見つけていきましょう。
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一級建築士事務所 空間設計モノデザイン

住所:大阪府吹田市江坂町1丁目23−5

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