「できます」と言われたのに完成したら違った?店舗内装工事で後悔しないための確認ポイント

query_builder 2026/10/31
「できます」と言われたのに完成したら違った?店舗内装工事で後悔しないための確認ポイント
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美容室やアパレルショップ、飲食店などの開業や店舗改装を計画する際、多くのオーナー様が直面するのが「内装業者との打ち合わせ」に対する不安ですよね💦 「以前の改装工事で、思い描いていたイメージと実際の仕上がりが違ってショックを受けた」という苦い経験を持つオーナー様も少なくありません😢
打ち合わせの段階で、内装業者に「このデザインで工事できますか?」と確認し、「できます!」と力強い返事をもらったはずなのに、いざ完成してみると「何かが違う……」と感じてしまうトラブルはなぜ起こるのでしょうか🤔
実はこれ、施工会社が意図的に嘘をついたという単純な話ではないケースがほとんどです。発注者であるオーナー様と、施工を担う内装業者の間で、完成形のイメージや施工条件、仕様に関する認識が一致していなかったことが根本的な原因になっています💡
今回は、大阪を中心に店舗デザインや内装工事を手掛ける空間設計モノデザインが、なぜ「できる」と言われたのに理想と違う空間ができてしまうのか、その構造を紐解きながら、完成後に後悔しないための具体的なチェックポイントを詳しく解説します✨

なぜ「できる」と言われたのに違うものが完成するのか
理想の店舗をつくるためには、まず「なぜ認識のズレが生まれてしまうのか」という原因を知ることが大切です。打ち合わせのプロセスに潜む、代表的な3つの盲点を見ていきましょう。

1. 打ち合わせにおける「言葉」と「写真」の盲点
店舗のイメージを伝える際、「ナチュラルで落ち着いた雰囲気にしたい」「インダストリアルでかっこいい内装にしたい」といった言葉だけで打ち合わせを進めてしまうのは非常に危険です🙅‍♂️
オーナー様が頭の中で思い描いている「ナチュラル」と、内装業者が理解した「ナチュラル」は、必ずしも同じではありません。お互いの経験や好みのフィルターを通すことで、言葉のニュアンスは簡単に変わってしまいます。
また、ピンタレストやインスタグラムなどの写真を見せてイメージを共有する手法も一般的ですが、ここにも罠があります📸 オーナー様は写真の「独特な色味や素材感」を気に入っているつもりでも、内装業者は「家具の配置や空間のレイアウト」を参考にされていると受け取ってしまうなど、写真のどの部分を魅力に感じているのかまで正確に共有できていないことがあるためです。

2. 平面図や立面図だけでは伝わらない空間のリアル
内装工事の打ち合わせでは、平面図(真上から見た図)や立面図(真横から見た図)をベースに進めることが多くなります📐 しかし、図面だけでは以下のような「空間のリアルな質感やボリューム」を完全に把握することは困難です。
  • 照明が当たったときの壁紙や塗装の素材感・色の見え方
  • 天井の高さと床の色のバランスによる空間の広がり、圧迫感
  • 寸法上は問題なくても、実際に家具や設備を配置したときの動線の狭さ
図面上で「30センチの通路幅があるから通れる」と分かっていても、実際に完成した空間に立つと、想像以上に狭く感じて作業効率が落ちてしまうといったケースもあります。だからこそ、必要に応じて展開図(部屋の中から壁面を見た図)や詳細図、イメージCGなどを活用し、立体的な完成形を共有していくアプローチが重要になります。

3. 発注者と施工会社で異なる「できます」の意味
これが最も大きな認識のズレを生む原因です。オーナー様が「このデザインにできますか?」と質問したとき、二人の間では全く異なる解釈がなされているケースがあります。

発注者(オーナー様)の受け止め方施工会社(内装業者)の意図
自分の理想とするデザイン・品質・予算をすべて満たした上で、希望通りに実現してもらえるという意味技術的・寸法的にその場所にその仕様を施工すること自体は可能であるという意味
施工可能であることと、オーナー様が期待するデザイン性や予算、品質をすべてクリアできることは別問題です。業者は「技術的に可能か」という視点で「できます」と答えているだけかもしれないため、その返事だけで安心して進めてしまうと、完成後に「こんなチープな仕上がりになるなんて思わなかった」「予算を大幅にオーバーする見積もりが出てきた」といったミスマッチにつながってしまいます。
誰かを悪者にするのではなく、このような「言葉の定義や認識がズレやすい構造」が内装業界の打ち合わせには存在するのだと理解しておくことが、店舗づくりを成功させる第一歩になります。

完成後に後悔しないために、打ち合わせで確認すべきこと
では、このような認識のズレを防ぎ、理想通りの美容室や店舗デザインを実現するためには、具体的にどのような対策を取ればよいのでしょうか。契約や着工の前に、オーナー様側から必ず確認しておきたい3つのアクションをご紹介します。

💡 対策①:できるかどうかだけでなく「どう実現するのか」を深く聞く
内装業者から「できます」という返事をもらったら、そこで会話を終わらせず、さらに一歩踏み込んだ質問を投げかけることが大切です。
具体的には、以下のような項目を質問してみてください。
  • 「どのような材料を使って仕上げる予定ですか?」
  • 「どのような施工方法(工法)になりますか?」
  • 「実際の仕上がりは、どのような質感(ツヤの有無や手触りなど)になりますか?」
  • 「もし予算や構造の都合で希望通りにできない場合、どのような代替案がありますか?」
特に、代替案をその場で、あるいは後日しっかり提示してくれるかどうかは、内装業者の提案力や引き出しの多さを測る重要な指標になります。

💡 対策②:曖昧な状態のまま契約・着工に進まない
「きっといい感じにしてくれるだろう」「プロだから分かってくれているはず」という期待だけで、口頭の確認をベースに契約や着工へ進むのは避けましょう。打ち合わせで決まったことや変更になった内容は、必ず以下のような形で「形」に残す準備が必要です。
  • 仕上げの仕様書や図面に反映してもらう
  • 実際の床材や壁紙のサンプル(できれば大きめのサイズ)を取り寄せて確認する
  • 打ち合わせの議事録をメールなどで共有し、お互いの手元に残す
  • 途中で仕様変更があった場合は、その都度「費用」や「工期」にどれくらい影響が出るかを書面で確認する
「言った・言わない」のトラブルを防ぐためにも、ディテールを一つずつ丁寧に積み上げていく作業が欠かせません。

💡 対策③:メリットだけでなくデメリットや制約も確認する
どのような優れたデザインや建材にも、必ず長所と短所が存在します。例えば、「本物の無垢材を使ったフローリングにしたい」という希望に対し、単に「できますよ」とだけ言う業者よりも、「無垢材は質感が素晴らしいですが、美容室の薬剤や水濡れでシミになりやすく、定期的なワックス掛けなどのメンテナンスが必要です。代わりに、お手入れが楽で耐久性の高い高機能な店舗用クッションフロアという選択肢もありますが、どちらがお店の運営スタイルに合っていますか?」と問いかけてくれる業者のほうが、店舗の未来を真剣に考えていると言えます。
制約やデメリットを事前に共有してもらうことで、オープンした後の店舗運営におけるトラブルや、メンテナンス費用の高騰を防ぐことができます。

優秀な内装施工会社は、何でも「できます」とは言わない
この記事で特に大切にしたい結論は、「本当に信頼できる施工会社とは、何でも二つ返事で引き受けてくれる会社ではない」ということです。
もちろん、オーナー様の夢やこだわりを否定せず、前向きに聞いてくれる姿勢は嬉しく感じられるものです。しかし、建物の構造上の制約、法律(建築基準法や消防法など)による規制、あるいは予算的な限界がある中で、何に対しても「大丈夫です、できます!」と答える会社は、後から追加費用を請求してきたり、完成直前になって「やっぱり法律上無理でした」とデザインの変更を余儀なくされたりするリスクをはらんでいます。
本当に誠実で優秀な内装施工会社の特徴を整理してみましょう。
  • できないことは、理由を添えて明確に「難しい」と伝えてくれる
  • 構造や法律上の問題がある場合は、その根拠を分かりやすく説明してくれる
  • 単に断るだけでなく、オーナー様の希望の「本質」を汲み取った別の解決策(代替案)を提案してくれる
  • デザインの美しさだけでなく、耐久性、メンテナンス性、工事費用のコストパフォーマンスまで考慮してアドバイスをくれる
「できます」という返事の早さや心地よさだけで会社を選ぶのではなく、その後にどのような具体的な説明があり、どれだけ実生活や店舗運営に寄り添った提案をしてくれるかを見極めることが、パートナー選びにおける最も重要な視点になります。

発注者と施工会社が同じゴールを目指すために
美容室やショップのデザインを考える時間は、オーナー様にとって最もワクワクする瞬間です。だからこそ、「できますか?」と聞いて「できます」と返ってきた、その言葉だけで安心して思考を止めてしまわないように意識してみてください。
  • 何が、どのように、どこまでできるのか。
  • 予算や工期の中に、その仕様がしっかりと含まれているのか。
そこまで細かくキャッチボールを重ねて初めて、発注者であるオーナー様と、施工を担う内装業者の完成イメージ(ゴール)がピタリと一致します。
大阪エリアでリフォームやデザイン、店舗の改装工事などを検討される際は、ぜひこうした「質問への答え方や説明の誠実さ」を軸に、長く付き合える信頼のおけるパートナーを見つけてみてくださいね。空間設計モノデザインも、オーナー様の理想の空間を同じ目線で共有し、確実な一歩を一緒に踏み出せるような丁寧な対話を、これからも何より大切にしていきたいと考えています。
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一級建築士事務所 空間設計モノデザイン

住所:大阪府吹田市江坂町1丁目23−5

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